成功の秘訣は「雑談」にある!一見どうでもいい雑談の上手な会話術
初対面の人や、それほど親しくない人とでも会話が盛り上がる人がいますよね。それは話し上手というより「雑談上手」な人と言えるかもしれません。
雑談が上手い人はビジネスでも成功しやすく、恋愛攻略にも役立つものです。何気ない会話から上手に雑談を展開してみましょう。
雑談力は成功の鍵
何気ないようでいて、雑談というものは人間関係を円滑にする大切な要素でもあります。難しいスキルなど必要なく、切り口や言い回しに少し気をつけるだけで思わず盛り上がってしまうこともあります。
そうして会話を楽しむ時間を相手と共有することで、親近感も湧き好感度も増します。仕事にも日常生活にも取り入れていきたいところですね。
ビジネスシーンでも役に立つ
仕事をする上で、周りの人とのコミュニケーションは避けて通れないものでしょう。例えば先輩や上司との毎日の会話から、企業訪問した際の取引先の関係者との挨拶など、人と接して会話をするシーンは数多くあるものです。
難しいうんちくを語ったり、専門的な知識を深く養う必要はありません。年代の違う相手でも楽しく会話ができるということが、自分への信頼や評価に繋がっていくものです。
機転の利いた会話はモテ要素
ビジネスと同じく、雑談が上手な男性は女性にモテます。ここで気をつけたいのは、雑談は相手の興味を惹きつけて語り合うキャッチボールのようなものです。一方的に男性だけが自分の好きなことをひたすら喋るのは、かえってマイナスイメージになってしまうので要注意です。
女性側が自分のことばかり話していると、一緒にいて疲れるなと感じることもあるでしょう。それと同様です。楽しく会話することで相手の関心が自分へと向きますし、「もっと話したいな」と女性の心もオープンになりますよ。
アンテナは広く浅く多岐に
ニュースは雑談ネタの宝庫
「今日は良いお天気ですね」というのは無難ではありますが、よく聞くフレーズであまり相手の印象には残りません。雑談で相手と何を話したらいいかわからない……と会話の糸口に悩むことがあるなら、日々のニュースはチェックしておきましょう。
ビジネスで話題になりやすいのは、地域・経済の情報や、スポーツの情報です。「○○社の新発売の商品名が気になってつい買ってみたんですけど……」、「前半ロスタイムの○○選手のシュート見ました?」など、会話のネタにしやすくなります。
女性の場合であれば、美容や芸能などのエンタメ情報が好まれます。移動中の電車内などでニュースアプリに目を通すのも時間の有効活用としてお勧めです。
相手の好みを感じ取る
当然ながら、人には話題に関心を向けやすいジャンルというものがあります。スポーツ観戦が好きな人ならスポーツの話題、グルメ嗜好の人であれば話題のレストランの話などから雑談も発展しやすいです。
全くの初対面や全然親しくない人というのは、どういった話題が好きなのかわからないこともあるでしょう。その場合は、相手がどういったものが好きなのかを自らの雑談を交えて探ってみましょう。
「背が高くて羨ましいです。何かスポーツをされているのですか?僕は昔、野球をやっていましたが……」、「あちらに飾られているのはルノワールですよね。美術がお好きですか?そういえば先日○○美術館で、印象派の企画展を見まして……」といったように、自分の体験などをネタにしつつ、相手がどういうものが好きなのかを聞き出してみるのもアリです。
特に親密になりたい女性の場合は、早い段階でなるべく相手の好きなものを知っておくと、その後の付き合いで役に立ちますよ。
知識よりもコミュニケーション能力が大事
知ったかぶりは逆効果
相手と雑談が盛り上がると嬉しいものですが、知らない話題を振られた際に「せっかく盛り上がってるのだし……」と、知らないのに適当に相槌を打ったり、知ったかぶりで話を続けるのは逆効果です。
見ていないことを見たように語っても、「この人は嘘を言っているな」と相手にもなんとなく伝わってしまうものです。知らない話題についていけないと思ったら、「僕は詳しくないのですが、○○と聞いたことがあります」、「知りませんでした。大変勉強になります」といったニュアンスで話せばOKです。
ただ知らないということをストレートに言ってしまうより、やんわり伝える姿勢、教えて頂いたという姿勢でいれば角が立つことはありません。
返事や相槌だけで終わらせない
「そうなんですか」、「なるほど」、「すごいですね」……一見相手の話を聞いているようにも見受ける言葉ですが、実はあまりコミュニケーション能力がない人と思われやすいものです。なぜなら、これらの言葉だけだと能動的な姿勢が見えないからです。
話を聞くという受動的な姿勢ではあるものの、これだけだと相手の話に関心を持っていることが伝わらないのです。「すごいですね。僕も○○は見に行ったことがあるのですが、その際も……」、「なるほど。○○だったのですね。それは大変でしたね」、「そうなんですか。偶然ですが先日僕も……」と、返事や相槌に会話をもうひとつ追加することを心がけてみましょう。
相手の話をもっと聞きたい、話をしたいという意識が相手にも伝わりやすいですよ。
疑問形は適度に入れる
楽しい雑談、特に自分の好きな話題ともなればついつい熱く語ってしまうこともあるでしょう。しかしコミュニケーション能力は、どれだけ言葉のキャッチボールが持続するかが鍵と言えます。自分が話している時も、相手の反応をよく見ましょう。
雑談で相手を退屈させないコツは、自分が話しているだけ、相手が聞いているだけにならないことです。例えば、「○○という話題のお店に行ってきたんですよ」で終わりにするのではなく、「○○という話題のお店に行ってきたのですが、ご存知ですか?」というように、相手が応える間を設けるようにしましょう。
相手の返答次第で「僕も初めて行ったのですけど……」、「行かれたことがあるんですね。何を召し上がりました?」と、話題も発展していきやすくなります。自分が話すだけでなく相手に尋ねることも忘れないでおきたいですね。
肯定する包容力
ネガティブよりもポジティブを強調
雑談で特に印象が良くなるのは、悪いことよりも良いことに目を向ける捉え方です。マイナス思考ではなくプラス思考、何事も前向きに捉える姿勢です。
「ひどい雪で電車が大幅に遅れて大変でした。時間ギリギリになってしまってすみません」と言うより、「こんな悪天候にも関わらず、時間を取ってくださりありがとうございます。電車は遅れて大変でしたけど、本当に来てよかったです」と言えるほうが、相手からの印象は遥かに良くなります。
とかくネガティブな話題は、受け取り方によっては愚痴に聞こえてしまうこともありますよね。そこは悪い出来事も、自分にとって幸いなことだったということを強調することで、メンタルも強く、人当たりも良いという好評価に繋がります。
相手を労う話術
逆に、相手がネガティブな話題を振ってくることもあるかもしれません。そんな際は、相手を労いつつ雑談で楽しい会話にもっていけるのがコミュニケーションとして望ましいものです。
「それは大変でしたね」、「本当にお疲れ様です」と静かに相手の話を聞く姿勢はもちろん大切です。その後一言返す際は、相手を尊敬し、苦労に堪えたことを褒めることを忘れずに。
「そんな大変な中、お越しくださって本当にありがたい限りです」、「○○さんほどの方ですと、ご苦労が絶えないことでしょう」、「やはり○○さんだからこそ、周りの方も頼られるのではないですか」と相手の立場を尊重し労うことで、相手も溜飲を下げ、会話に応じてくれるものです。
女性とのデートでも、相手が遅刻したことを責めるより「急いで来てくれたんだね」と鷹揚な姿勢を見せることで、女性からの好感度が上がります。物事を否定的に捉えるのではなく、肯定して受け入れる包容力を持つことで、雑談は有意義なものになりますし、結果として自分の評価も上がっていくものです。
まとめ
雑談力は様々なシーンで重宝します。「面白い話題は他の人と共有してみよう」というスタンスで周りのものに目を向け、ニュースなどを探してみるのも一興です。
雑談力を磨いてコミュニケーションを円滑にし、ビジネスも恋愛も成功させましょう。